東京の新宿御苑にある大温室で催されていた食虫植物展に行ってきました。
食虫植物展の様子
食虫植物展示コーナーは、出口付近に、コンパクトにまとまっていました。モウセンゴケ(カペンシス)、サラセニア、行燈仕立てのウツボカズラ、吊り鉢のウツボカズラが展示されています。
展示の中で、ひときわ目をひいたのがウツボカズラのNepenthes ventricosa くびれがキュッとした美形の捕虫袋がついていました。
口が広く、後ろに広がるタイプの大きな捕虫袋がついていました。こちらも美しいです。
こちらは、ラベルにNepenthes minamiensisと書かれていました。アッパーピッチャーでしょう。
食虫植物展の基本情報
会期:4月12日(火)〜4月24日(日)
時間:温室の開館時間に準じる(9:30〜15:30)16:00閉館
新宿御苑温室について
新宿御苑駅もしくは新宿三丁目から歩いて行ける新宿御苑。外周3.5km、58.3ヘクタールもの広大な敷地に、ヨーロッパ式の整形式庭園と風景式庭園、池泉回遊式の日本庭園を抱いています。加えて桜の名所でもあり、「桜を見る会」でも有名な場所。時期には桜が美しく咲きます。
1875年にガラス張りの温室が建てられたことに始まり、1893年に加温温室が建てられるも第二次大戦により大部分が損壊。1958年に再び建てられ、2012年にリニューアル。現在に至ります。絶滅危惧種の保全に取り組む、環境配慮型の温室には2700種もの植物が展示植栽されています。
温室で見られる植物
温室はエリアに分かれています
・人と熱帯の植物コーナー
・熱帯池沼の植物コーナー
・熱帯低地の植物コーナー
・沖縄コーナー
・小笠原コーナー
・乾燥地の植物コーナー
・熱帯山地の植物コーナー
・特別室
各エリアの植物を見ることができます。
ヒスイカズラ
人と熱帯の植物コーナーでは、ヒスイカズラが咲いていました。
翡翠色の美しい花です。
同じエリアに、アリストロキアもあります。Aristolochia gigantea
蘭の花
多くの蘭も展示されています。
バナナ
熱帯池沼の植物コーナー
熱帯低地の植物コーナー
キツネノマゴ科のThunbergia mysorensisが咲いていました。種小名のマイソレンシスは原産地のマイソールに由来。花言葉は官能美だそうです。
乾燥地の植物コーナー
キンシャチ、ハナキリンの大株、セダムなど、サボテン、多肉植物で賑やかでした。