【食虫植物展】新宿御苑温室で見るウツボカズラ(2022年)

食虫植物コラム

東京の新宿御苑にある大温室で催されていた食虫植物展に行ってきました。

食虫植物展の様子

食虫植物展示コーナーは、出口付近に、コンパクトにまとまっていました。モウセンゴケ(カペンシス)、サラセニア、行燈仕立てのウツボカズラ、吊り鉢のウツボカズラが展示されています。

ネペンテス・ヴェントリコーサ

展示の中で、ひときわ目をひいたのがウツボカズラのNepenthes ventricosa くびれがキュッとした美形の捕虫袋がついていました。

ネペンテス・ヴェントリコーサ2

口が広く、後ろに広がるタイプの大きな捕虫袋がついていました。こちらも美しいです。

こちらは、ラベルにNepenthes minamiensisと書かれていました。アッパーピッチャーでしょう。

食虫植物展の基本情報

会期:4月12日(火)〜4月24日(日)

時間:温室の開館時間に準じる(9:30〜15:30)16:00閉館

温室植物のみどころ情報(新宿御苑公式ページ)

新宿御苑温室について

新宿御苑駅もしくは新宿三丁目から歩いて行ける新宿御苑。外周3.5km、58.3ヘクタールもの広大な敷地に、ヨーロッパ式の整形式庭園と風景式庭園、池泉回遊式の日本庭園を抱いています。加えて桜の名所でもあり、「桜を見る会」でも有名な場所。時期には桜が美しく咲きます。

関山
普賢像

1875年にガラス張りの温室が建てられたことに始まり、1893年に加温温室が建てられるも第二次大戦により大部分が損壊。1958年に再び建てられ、2012年にリニューアル。現在に至ります。絶滅危惧種の保全に取り組む、環境配慮型の温室には2700種もの植物が展示植栽されています。

温室で見られる植物

温室はエリアに分かれています

・人と熱帯の植物コーナー

・熱帯池沼の植物コーナー

・熱帯低地の植物コーナー

・沖縄コーナー

・小笠原コーナー

・乾燥地の植物コーナー

・熱帯山地の植物コーナー

・特別室

各エリアの植物を見ることができます。

ヒスイカズラ

人と熱帯の植物コーナーでは、ヒスイカズラが咲いていました。

翡翠色の美しい花です。

同じエリアに、アリストロキアもあります。Aristolochia gigantea

蘭の花

多くの蘭も展示されています。

Maxillaria marginata
シンビジウム キンリョウヘン

バナナ

熱帯池沼の植物コーナー

熱帯低地の植物コーナー

キツネノマゴ科のThunbergia mysorensisが咲いていました。種小名のマイソレンシスは原産地のマイソールに由来。花言葉は官能美だそうです。

ツンベルギア・マイソレンシス
ツンベルギア・マイソレンシスの花
アンスリウム

乾燥地の植物コーナー

キンシャチ、ハナキリンの大株、セダムなど、サボテン、多肉植物で賑やかでした。

施設情報

新宿御苑大温室

住所 東京都新宿区内藤町11

電話番号 03-3350-0151

休園日 月曜日

開館時間 9:30〜15:30 閉館16:00

新宿御苑公式サイト

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