食虫植物の植え替えに向く土を解説

食虫植物をはじめて育てる時、どんな土に植えたらいいのか迷いますよね。

植物を育てる時には、その植物に向く土があります。

基本的には、植物が育っているところの環境に近い土がいいです。

食虫植物は、湿性の酸性土壌に育つために、育てる時も酸性の土に植える必要があります。
酸性を好む植物は食虫植物以外にもあり、たとえば、ツツジやブルーベリーも酸性の土が好きです。

食虫植物の栽培によく使う土一覧

では、具体的にどんな土がいいのでしょうか。
ここではよく使われている土をあげていきます。そして、各土のくわしい説明をしていきたいと思います。

・水苔

・ピートモス

・鹿沼土

・赤玉土

・日向土

・軽石

・ベラボン(ココピート)

・パーライト

・バーミキュライト

・富士砂

・ゼオライト

水苔

食虫植物のどの種類にも向く土といえば、水苔です。

はじめて食虫植物の植え替えを行う場合には、とくに水苔がおすすめです。

水苔は、食虫植物の他にも、他の園芸植物の土としても使われ、
ランの植え込み材料にも使われています。

乾燥水苔としてパック詰されて販売されています。植え替える時には、使う分だけ取って水で戻して使います。

水苔が戻るのに時間がかかるために、植え替える前に水で戻して用意しておくのがよいでしょう。

乾燥水苔を水で戻す際には、用土の消毒を兼ねて、熱湯をかけて十分に冷まして使う手もあります。
私も、この方法を教わって以来、熱湯で戻しています。

また、食虫植物を育てる際に、土を過湿にするために、水苔が腐りやすく、
まめに、腰水を交換したり、年に1回は植え替えをしたりして、腐敗を防ぐ必要があります。

水苔からドブのような嫌な匂いがした時は傷んでいる可能性が高いので、すぐに植え替えた方がいいです。

また、腰水で水が接する高さまで鉢底石を入れて、その上に水苔で植えると傷みにくくなります。

乾燥水苔には、チリ産、ニュージーランド産などがあります。
高価な水苔の方が繊維が長く、木の枝などの混合物が少なくて、正直使いやすいです。

販売されている水苔のほとんどは乾燥水苔ですが、生水苔を入手できる場合には、
生水苔で植えるのもいいです。

乾燥水苔で植えて、鉢の表面の植物の周りにだけ生水苔をのせたところ、食虫植物の生育がよくなりました。

もちろん贅沢に生水苔単体で植えるのもよしです。

無調整ピートモス

販売されている食虫植物は、ピートモスで植わっていることが多いです。

ピートモスは、ミズゴケなどの植物が堆積にして泥炭化したものを乾燥し、細かく砕いた土です。

水を弾いてなかなか吸水してくれないので、吸水に時間をかけるか、
もしくは乾燥水苔同様に熱湯をかけると水を吸いやすく、消毒にもなります。

鹿沼土や赤玉土などの砂利系の土で食虫植物を植える時にピートモスも加えると
適度に水持ちがよくなって、育てるのによい感じの土になります。
配分は、食虫植物の種類と育てる環境によって、調整して変えていきます。

販売されているものにはpHを調整されているものもあるため、
無調整のピートモスを使います。

鹿沼土

砂利系の配合土をつくるときのメインの土に使います。

とくに球根(塊茎)モウセンゴケやムシトリスミレ向きでしょう。

栃木県鹿沼地方で産出される土で、大粒、中粒、小粒、細粒、無選別、硬質細粒などといった種類が販売されています。

サツキや多肉植物にも使われています。

食虫植物に向くのは小粒、細粒です。

大粒、中粒は食虫植物の鉢には粗いでしょう。
無選別には、粒の大きさが様々入っており、ふるいにかけて、粒の大きさを選別して、
勝手のいいように使う方法もあります。(が、毎年これを行うのは骨が折れます)

赤玉土

鹿沼土同様に、盆栽や多肉植物など、様々な植物に使われている園芸用土です。

鹿沼土主体の砂利系の配合土をつくるときの、混ぜ込み材料に使います。
全体の2〜3割くらい混ぜ込みます。

鹿沼土と同じく大粒、中粒、小粒、細粒と選別されて販売されています。
食虫植物には、小粒が向くでしょう。

ベラボン(ココピート)

ヤシの果実の外側の繊維を園芸用土したもので、配合土の混ぜ込み材料に使います。

ピートモスと同じような使い方をしますが、ベラボンの方が断然水はけと通気性がいいです。

ウツボカズラやサラセニアによく使われています。

軽石

砂利系の配合土をつくるときの、混ぜ込み材料、鉢底石に使います。

食虫植物の鉢は基本的に小さめのため、小さい粒の方が使いやすいです。

パーライト

パーライトは、珪藻土、真珠岩を高熱処理したものです。

砂利系の配合土をつくるときの、混ぜ込み材料に使います。

土壌改良によく、水持ちがよくなり、多孔質で軽いので使い勝手がいいです。
ほんの少し混ぜて使います。

パーライトには黒曜石、真珠岩の2種類があり、食虫植物には真珠岩パーライトを使います。

物によっては微塵がよく出るので、ふるいにかけたり、微塵を取り除いてから使う方がいいでしょう。

バーミキュライト

バーミキュライトは鉱物を高熱処理したもので、園芸用土として広く使われています。
砂利系の配合土をつくるときの、混ぜ込み材料に使います。

土壌改良によく、軽いので使い勝手がいいです。
ほんの少し混ぜて使います。

また、種をまく時の土や葉挿し用の土に使うこともあるようです。
無菌培養の培養土に使われていたのも見たことがあります。

ゼオライト

ゼオライトは鉱物の一種で、沸石を主体とする珪酸塩鉱物をゼオライトといいます。

砂利系の配合土をつくるときに、混ぜ込み材料に使います。

ほんの少しだけ混ぜて使い、土壌改良、根腐れ防止になります。

ハエトリグサの生育がよくなりました。

日向土

宮崎県日向地方で産出される、弱酸性の軽石です。

砂利系の配合土をつくるときの、混ぜ込み材料に使います。

鹿沼土に比べて硬く、水に浸かっても崩れにくいことから鉢底石としても使えます。

また、種をまく時の土や葉挿し用の土にも使い勝手がいいようです。

富士砂

砂利系の配合土をつくるときの、混ぜ込み材料に使ったり、その色合いから
細粒を化粧砂に使ったりします。

くん炭

砂利系の配合土をつくるときの、混ぜ込み材料に使ったりします。

パーライトやゼオライトのように、主体になることはなく、ほんの少しだけ混ぜます。

食虫植物の土(配合土)

配合は慣れるまで、割合が難しく、少しだけ植え替えたい時に、何種類もの土を用意するのは大変です。
食虫植物用の配合土がパッケージで販売されているので、こちらを使うのもいいでしょう。

植え替えに使う園芸用土を販売している場所

・園芸資材を販売しているオンラインショップ

・ホームセンター

・園芸店

以上の場所で買うことができます。

ただし、まとめ買いすると重くて、持ち運びに難儀することもあります。

持ち運びの楽さを考えても、水苔はオススメですね。

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