とちぎ花センターの食虫植物展レポート2022

食虫植物コラム

栃木県栃木市岩舟町にある「とちぎ花センター」で7月16日(土)〜8月28日(日)に開催された食虫植物展に行ってきました。その時の様子をレポートします。

とちぎ花センターの外観

とちぎ花センター

両毛線岩舟駅が最寄りの植物園で、JR栃木駅から循環バスでも行けます。今回は栃木まで東武特急に乗り、バスに乗り換えて行きました。小さなワゴンバスで料金は現金を直接手渡しでした。地域の年配の方が利用しているようです。栃木駅南口から30分ほどで最寄りのバス停「とちぎ花センター前」に到着。

東武特急けごん

植物園の向かいにはいわふねフルーツパーク。園内は鑑賞大温室「とちはなちゃんドーム」、カフェ「はなカフェ」併設のホール棟、ハス池、大花壇、展示温室、体験温室、バラ園、フラワー館を有しています。門から鑑賞大温室へは、歩いてすぐです。

とちぎ花センターの門(バス停側)
とちぎ花センター門(駐車場側)
門をくぐるとすぐに鑑賞大温室の前に出る
門には食虫植物展の掲示

ヘビウリのアーチでお出迎え

食虫植物の展示が行われている鑑賞大温室「とちはなちゃんドーム」の前には、ヘビウリのアーチがあり、ヘビがお出迎えをしてくれました。

ヘビウリのアーチ
お出迎えありがとう
鑑賞大温室の入り口

ワクワク感満載。本から食虫植物の世界に飛び込む

ウツボカズラの顔出しパネル

鑑賞大温室に入ると、すぐに食虫植物の顔出しパネルが見えました。奥に進むと、食虫植物の本を模した大きな展示物。本の中に飛び込んで、食虫植物の世界へと入る仕掛けです。つまり食虫植物の世界の入り口。

食虫植物の本の世界に入るよ

現実から非現実の世界に入る感覚があり、アミューズメントパークのアトラクションのよう。楽しく、素敵なアイディアだと思いました。

人型の入り口から中を覗くと
本の世界から見えるウツボカズラ

ウツボカズラアーチ

ウツボカズラのハンギング展示

入ってすぐにウツボカズラ(ネペンテス)のアーチ。潜って中を進みました。

ネペンテス・アラタ
ファルシーコト
ダイエリアナ
トランカタ
ヨヨギ (ventricosa x deaniana)

食虫植物クイズ

各捕虫方法(落とし穴式、わな式、粘着式など)をもつ食虫植物のクイズと、本を開くと正解の植物の展示。そして説明の冊子が無料で配布されていました。

クイズを解きながら回ります。ハエトリソウ、サラセニア、ムシトリスミレ、セファロタスの植栽展示がありました。

虫をたべる植物の本を開くと実際の植物が
シルエットクイズ!
クイズ自体も楽しい
サラセニアコーナー
ハエトリソウ
アフリカナガバノモウセンゴケ
セファロタス・フォリクラリス
ムシトリスミレ

捕まった虫の気持ちになってみるコーナー

展示の中央には大きなウツボカズラの模型があり、中に入って、捕まった虫の気持ちになる体験コーナがありました。私でも入れそうなサイズだったので、実際に入ってみました。

捕まった虫の気持ちになるコーナー
絶望しかない

絶望的な気持ちを疑似体験できます。

食虫植物の学習コーナー

順番が前後しますが、食虫植物の世界に入る手前には図書コーナーがあり、食虫植物の本が閲覧でき、ここで学習ができます。

食虫植物展で見られる他の植物

常設展示では、さまざまな熱帯、亜熱帯、乾燥地帯の植物を見ることができました。ちょうど水戸市植物公園の温室でも咲いていたペトレア・ヴォルビリス・アルビフロラの花。ベンガルヤハズカズラの花。美しい淡い翡翠色のジャスティシア・エクボリウム。ダースベイダーに似ていることで有名なアリストロキア・サルヴァドレンシスの花が咲いていました。

常設展示のウツボカズラ。巨大なヒスイカズラの植栽があり、今は花の時期ではありませんが、ヒスイカズラの花の時期にはすごいことになりそうと思いました。乾燥地帯には奇想天外の植栽展示がありました。

ペトレア・ヴォルビリス・アルビフロラ
ベンガルヤハズカズラ
アリストロキア・サルヴァドレンシス
落ちた花がシュールなアリストロキア・サルヴァドレンシス