夢の島熱帯植物館の食虫植物展レポート2022

食虫植物コラム

夏休みのお楽しみ企画の食虫植物展。全国各地の植物園で開催され、夏の風物詩になっています。私が最初に食虫植物展に行ったのは夢の島熱帯植物館でした。その夢の島熱帯植物館で今年も開催された食虫植物展。来訪レポートをします。

食虫植物と太古の生きもの展

立体的な食虫植物展示

夢の島熱帯植物館で開催された「食虫植物展と太古の生きもの展」は食虫植物、昆虫、化石と3本だての内容になっていました。イベントホールの丸いテーブルに、クリアテーブルを使い立体的に代表的な食虫植物の鉢が展示されていて華やかでした。

サラセニア、ヘリアンフォラを中心に、ハエトリソウ、ネペンテス、ウトリクラリア、ムシトリスミレなど。

ヘリアンフォラの交配種
ヘリアンフォラの交配種②

コタヌキモ、オオバナイトタヌキモが見やすいように平たいトレイで展示されていました。

サラセニアエリア、ヘリアンフォラとカペンシス

さらに、隣の企画展示室では、食虫植物の食虫メカニズムや自生地の写真がパネル展示。捕虫袋の標本、関連書籍が閲覧できるように陳列されていました。

食虫植物のパネル展示とともに、昆虫、化石が展示されています。

夢の島熱帯植物館には食虫植物温室があり、常設の食虫植物の植栽展示もあるので見学しようと思いましたが、この時は夜間特別開放のイベント中で時間外だったため閉鎖されていました。

以前、夢の島の展示に主力となって動かれていた食虫植物研究会の故人から苦労されたお話を伺ったことがあります。展示は揃えること、入れ替え、手入れ、管理など大変なことが多いと思います。そのお話を思い出し、故人を偲びつつ、展示を見ていました。

7月12日(火)から9月19日(月)までと長期にわたり開催されています。まだの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。ぜひ夏休みの自由研究や夏の思い出に。

夢の島熱帯植物館の施設情報

・食虫植物と太古の生き物展

開催期間 2022年7月12日(火)〜9月19日(月)

会場 イベントホール・企画展示室

住所 〒136-0081江東区夢の島2-1-2

TEL03-3522-0281

アクセス 東京メトロ有楽町線、JR京葉線、りんかい線「新木場駅」徒歩15分
都営バス「夢の島」バス停下車、徒歩5分

開館時間 9:30〜17:00

入館料 一般/250円 65歳以上/120円 中学生/100円

休館日 月曜日  月曜日が休日・祝日の場合は翌日

夢の島熱帯植物館公式ホームページ

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