夏休みの特別企画として人気の食虫植物展。8月2日(火)〜14日(日)まで東京都神代植物公園で催されている食虫植物展に行ってきました。そのレポートをします。
真夏の植物ワンダーランド in 神代植物公園
神代植物公園の夏休み企画「真夏の植物ワンダーランド in 神代植物公園」では、さまざまなイベントが行われ、その中の企画の一つとして食虫植物展が催されていました。その他には、親子自然教室やオオオニバスに乗れる楽しい企画、アプリイベント、大温室夜間公開が行われています。
大温室の食虫植物の展示

温室の休憩室で食虫植物展が催されました。ちなみに、2016年5月にリニューアルしています。

温室内の展示レイアウト

久しぶりに行った神代植物公園の食虫植物展、見どころがたくさんありました。入り口には大型のウツボカズラの鉢、中央には二段構えの丸テーブルの展示があり、ハエトリソウ、サラセニア、モウセンゴケ、ウツボカズラ、セファロタス、ヘリアンフォラ、ブロッキニア、ダーリングトニア、ウトリクラリアの鉢が並日、囲むように捕虫方法の解説のパネルと自生地風の植栽、モニター、水槽テラリウムがあり、奥には食虫植物の顔出しパネルもありました。




展示の食虫植物
中央の展示を中心に、食虫植物が各種展示されていました。
サラセニアの展示



ウツボカズラ(ネペンテス)の展示
展示には捕虫袋の形が魅力的なシブヤンエンシスとアリストロキオイデスの交配種。
アリストロキオイデスの入り口が窄まった形が素敵です。




セファロタス(フクロユキノシタ)の展示

ヘリアンフォラ、ダーリングトニア、ロリドゥラの展示



ムシトリスミレ(ピングィクラ)、モウセンゴケ(ドロセラ)の展示


自生地風の植栽
中央の展示の横には自生地風植栽のコーナーがありました。こちらは常設展示で見たことがあり、展示に合わせて移動されたのかもしれません。







捕虫方法の解説パネル
食虫植物の捕虫方法の精緻なイラストが描かれた解説パネルが実物の植物とともにあり、パネルの横に擬音の吹き出しがあって、楽しい展示になっていました。


食虫植物の捕虫、擬音シリーズ




擬音のパネルが楽しく、ちょっとしたジョジョ感もあり、「メメタァ」という擬音もありそうな気がしてきます。
捕虫器を大きく見られるコーナー
捕虫方法の解説エリアに、各食虫植物の捕虫器の部分を拡大して見られる一角がありました。



食虫植物を守ろう!コーナー

ムジナモを筆頭に絶滅の恐れがある食虫植物についての解説パネルがあり、啓蒙的な内容になっていました。実際のムジナモも展示されています。

捕虫の仕組みがわかる擬似体験コーナー
モウセンゴケと虫のぬいぐるみを使い、捕虫を擬似体験できるコーナーがあり、斬新でした。小さな子でも楽しく体験学習ができます。

私も虫を選んで、やってみました。


見事捕虫させました。やった!
食虫植物の顔出しパネル
各植物園の食虫植物展の目玉の一つになっている食虫植物顔出しパネル、神代植物公園バージョンを見ることができました。植物園によって違いがあり、楽しいです!
神代植物公園のはチョークアートのような風合い。




アンケートまで楽しい?
展示の終わりにはアンケートパネルがあり、シールで貼って投票する形になっていて、楽しく回答できました。アンケート結果も好評で、嬉しそうにシールを貼る子供たちの姿が目に浮かびます。きっと忘れられない夏の思い出になったでしょう。

神代植物公園の施設情報

住所 〒182-0017 調布市深大寺元町5-31-10
TEL 042-483-2300
アクセス 京王線調布駅、京王線つつじヶ丘駅北口、JR中央線三鷹駅からバスで「神代植物公園前」下車
開館時間 9:30〜17:00(最終入園16:00まで)
入館料 大人:500円 65歳以上:250円 中学生:200円(都内在住、在学の中学生は無料) 小学生以下無料 年間パスポートあり(一般大人:2500円 65歳以上:1250円)
休館日 月曜日 月曜日が休日・祝日の場合は翌日 年末年始
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