横浜市こども植物園の食虫植物展レポート2022

食虫植物コラム

横浜市にある唯一の植物園「横浜市こども植物園」で、8月6日(土)〜8月21日(日)まで食虫植物展が開催されていましたので、行ってきました。全国の植物園で夏休みのイベント企画として催されている食虫植物展。横浜市こども植物園の食虫植物展はどのような内容なのか、詳細にレポートします。

横浜市こども植物園とは

こども植物園入り口

植物遺伝学者の木原均博士の研究所跡地を活用してつくられました。昭和54年に開園し、約25,829㎡の敷地に、複数のエリア(自然観察林・薬草園・花木園・生垣園・野草園・くだもの園・シダ園・竹園・アジサイ園・水生植物コーナー)と温室、展示研修館を有します。そして入園料は無料!

自然観察林

野草園ではレンゲショウマとキツネノカミソリの花が見られました。

レンゲショウマ
キツネノカミソリ

池の前広場の食虫植物展

事務所前の広場に設置された展示会場

事務所の前の池の前広場では食虫植物の展示が行われていました。

順路があり、右から入り、左から出る。

解説の掲示と順にウツボカズラ(ネペンテス)、ハエトリソウ、タヌキモ、サラセニア、モウセンゴケ、ビブリスの展示がありました。特にモウセンゴケ、ビブリスが美しく、日本に自生する食虫植物としてコモウセンゴケ、ナガバノイシモチソウ、ミミカキグサの展示のほか、ピグミードロセラの展示もありました。

ネペンテス・ミクスタ
ハエトリソウ
サラセニア・プルプレアとレウコフィラ
サラセニア展示エリア
ビブリス•リニフロラの展示
美しいビブリスの葉と花
アフリカナガバノモウセンゴケ
ヨツマタモウセンゴケ
イトバモウセンゴケ
食虫植物展の様子

展示研修館の食虫植物展示

虫と植物展の昆虫標本展示

展示研修館では「昆虫と植物展」が開催されていました。その中で、食虫植物コーナーがあり、解説と自生地の写真、そしてムシトリスミレとヘリアンフォラの展示がありました。

食虫植物の解説と自生地の写真
ヘリアンフォラの展示と解説
ムシトリスミレの展示と解説

温室

2種類の温室

園内には多肉植物温室と熱帯亜熱帯植物温室の2棟ありました。こじんまりとした温室の中に多くの植物が育っていました。

多肉植物温室

熱帯亜熱帯植物温室の中ではウツボカズラの仲間のヴェントリコーサの花がちょうど咲いていました。

ウツボカズラの花

横浜市こども植物園へのアクセス

JR保土ヶ谷駅・戸塚駅・東戸塚駅・関内駅・横浜駅東口/西口・京急井土ヶ谷駅
神奈川中央交通バス「児童遊園地入口」下車徒歩5分
神奈川中央交通バス時刻表検索ページ

横浜市営バス「児童遊園地前」下車徒歩1分
横浜市交通局時刻表検索ページ

私は横浜駅西口からバスで行ったのですが、バス乗り場がわかりにくい場所にありました。相鉄線、市営地下鉄線の方からがアクセスしやすいです。また、横浜駅から乗ると、保土ヶ谷駅を経由するため乗車時間が長いです。時間の余裕を持って行くのが良いでしょう。

横浜市こども植物園の施設情報

住所 〒232-0066 神奈川県横浜市南区六ツ川3-122

TEL 045-741-1015(こども植物園事務所)

開園時間 9:00〜16:30

入園料 無料

休園日第3月曜日 休園日が祝日に当たる場合はその翌日

横浜市こども植物園公式ウェブサイト