・サラセニアを買ってきたはいいけど、植え替えをどうしよう?
・はじめてだけど、サラセニアを植え替えしてみたい。
そう思っている方に向けて、サラセニアの植え替え方法を写真付きで紹介します。
用意するもの
・新しい鉢(植え替え用の鉢)
・新しい土
・土入れ
・鉢底石
植え替え用の鉢
植え替え用の鉢は、元の株の大きさにもよりますが、4〜5号鉢であればだいたい大丈夫です。
素焼き鉢、テラコッタ、いろいろな鉢はありますが、扱いやすいのでプラスチック鉢で深鉢がおすすめです。
新しい土
新しい土は、水苔、(鹿沼土+ピートモス+軽石+ココピート)などの園芸用の混合用土がおすすめです。鹿沼土を主体で、ピートモス、ココピート、軽石を混ぜます。いずれもホームセンターや園芸店の用土売り場に売っています。
自分で配合するのがたいへんという場合には、市販の食虫植物用の土をおすすめします。
乾燥水苔は使う前に、水で戻します。戻るまで、やや時間がかかるので、植え替えの前に戻しておくといいです。
土入れ(水苔以外)
水苔だけにする場合は使いませんが、鹿沼土などの砂の用土で植え替えをする時に、園芸用の土入れがあると便利です。土入れはステンレス製とプラスチック製があり、両方使ってみたところ、ステンレスの方が使いやすかったです。このほかに、ピンセット、園芸バサミもあると、枯葉をのぞけるので便利です。
鉢底石
鉢底石とは、鉢の底の方に数センチ敷く石のことです。水はけを良くし、用土の腐敗や劣化を防ぎます。
鉢底石は、鉢底石として売られているものを使います。以前、鹿沼土の中粒を使いましたが、用土を常に湿らせるので、くずれやすいです。軽石、日向土も良いようです。
植え替え用の園芸用土、園芸用品については下に関連記事を貼ります。
植え替えの時期
植え替えの時期は休眠期の1〜3月くらいがよいでしょう。
(サラセニアは、気温が低くなる冬の間に休眠し、成長が鈍くなります)
ただし、用土が傷んだり、腐って嫌な臭いがする時は、季節よりも植え替えを優先して行います。
サラセニアの植え替え方法(写真付き)
植え替える先の鉢を用意します。スリット鉢だと、鉢底ネットで鉢穴をふさがなくてもいいので楽です。

鉢底に深さ四分の一くらいに鉢底石をしきます。腰水で育てる時に、鉢底石が水に触れる部分になるため、鉢底石よりも上の部分の土が傷みにくくなる効果があります。

植え替えるサラセニアの株を手に持ち、鉢から土ごとやさしく外します。

優しくゆすりながら出すと、土が崩壊せずに出やすいです。

よく鉢の底から、ミミズやダンゴムシ、ナメクジが出てくることがあるので注意!
古い土をやさしくとりのぞいていきます。この時になるべく根をちぎってしまったり、傷めないたりしないように気をつけて。

古い土をとりのぞいたら、軽く根に水をかけ、根洗いします。

ここまでやったら、新しい土で植えていきます。
まずは、サラセニアの根の周りに水で戻した水苔を巻きつけます。

根を傷めないように軽くもちつつ、片手で、鉢の上にちょうどいい高さで浮かせるようにしてもち、
間を埋めるように新しい土を入れていきます。
浅植えになるようにし、深い位置には植え込みません。



全部入れ終えたら、根回りの水分を土に取られないように、すぐに鉢の上からたっぷりと水をかけます。
※やや植え付けにくくなりますが、あらかじめ、あたらしい土に霧吹きで水をなじませておく手もあります。

鉢の上から土のすみずみまで水がいきわたり、鉢底から水が出てくるのを確認します。
水を流して、土の間のこまかなちり(微塵)を洗い流します。

植え替え終わったら、日当たりのよい屋外に置き、たっぷり水やりをして育てます。

植え替えの頻度
植え替えは毎年、もしくは2年に1回くらいの頻度で植え替えます。
冬の間に葉が枯れて、ダメになってしまったと思いこみ、そのまま破棄してしまったという話も聞きますが、冬に葉が枯れても、春になればまた新しい葉を出して、生長します。
観葉植物として個性的な魅力のあるサラセニア。
適切に植え替えをして、末長く一緒に暮らせるといいですね。

新しい鉢に引越しすると、気分がいいぞ!
サラセニアに関する関連記事はこちらです。
こちらもあわせてチェックしてみてくださいね。