匂いの強い食虫植物5選【悪臭か芳香か?】

個性的で、観葉植物としても人気のある食虫植物。

ところで、食虫植物ってどんな匂いがするでしょうか?

食虫植物は基本的にあまり匂いのするものはありません。

しかし、中には、いくつか強い匂いのある種類も存在します。

ここでは、匂いの強い食虫植物を5つ選んでご紹介します。

ウツボカズラの花

ウツボカズラの花が咲く時、びっくりするほどキツい匂いがすることがあります。

例えて言うと、堆肥と動物の死骸をまぜたような匂いです。

どの種類がとくに匂いが強いかはわかりませんが、
今までの経験では、ネペンテス・ダイエリアナNepenthes Dyerianaの花の匂いが強烈でした。

とくに温室のようにこもった場所だと、匂いが濃く充満して、温室に足を入れた途端に
何事??と思うほど匂います。

ドロソフィルム・ルシタニクム

Drosophyllum lusitanicum

スペイン、トロッコ、ポルトガルに自生する食虫植物のドロソフィルム・ルシタニクム。

ウツボカズラは花が咲いている時にしか匂いませんが、ドロソフィルムは常に匂います。

匂いを例えて言うと、堆肥の匂いに近いです。

葉にびっしりと生えた腺毛から出る粘液が匂います。
そのため、植物の調子が良く、粘液がよく分泌(ぶんぴつ)されると、匂いが強くなります。

ドロソフィルムに似ているモウセンゴケや、同じように粘液を出すムシトリスミレ、ロリドゥラは匂いません。
ドロソフィルムの粘液に強い匂いがするのが面白いですね。

イビセラ・ルテアの花

Ibicella lutea

厳密には食虫植物ではありませんが、
(かつて食虫植物とされましたが、その後食虫植物ではないとカテゴリーから外れました)
イビセラ・ルテアの花もまた強い匂いがします。

イビセラ・ルテアはツノゴマ化の植物で南米に自生しています。
蒴果(さくか)が熟すると、先端が二裂し、その形が爪のようなことから
悪魔の爪とも呼ばれます。

ルテアの花は黄色でとても可憐です。
そして、問題の匂いは、堆肥を薄めたような匂いです。臭いです。

ウツボカズラの花やドロソフィルムほどが匂いませんが、花を嗅ぐとはっきりと悪臭がします。

プロボスキディア・ルイジアニカの花

Proboscidea lousianica

イビセラと同じくツノゴマ科の植物のプロボスキディア・ルイジアニカ。
アメリカ南西部からメキシコに広く分布し、ヨーロッパ、オーストラリア、南アフリカに帰化植物として
定着しています。
イビセラと花の形もよく似ていて、イビセラが黄色なのに対して、プロボスキディアは淡いピンク色。

花の形はよく似ているのですが、匂いはまったく違います。

方向性の異なる悪臭で、イビセラが堆肥のような有機系の匂いなのに対して、
プロボスキディアは化学薬品のような匂いがします。

イビセラと同じく、花の匂いを嗅ぐと感じる程度です。

サラセニアの花

サラセニアの花には芳香のするものがあります。

フラバの花からスーッとした爽快感のある甘い香りがしたことがあります。

香りのいい花では、球根ドロセラの花で、微かに甘い香りがするものがありました。

番外編:捕虫後のサラセニア、ウツボカズラ

サラセニア、ウツボカズラが捕虫した後に捕まった虫が捕虫袋の中に堆積し、
消化され切らず、生臭い匂いを発していることがあります。

また、植わっている土や水苔が傷んでどぶのような匂いを発していることもあり、
時々食虫植物の匂いだと誤解されていることもあります。

まとめ

もっとも強い匂いを感じるのが、ウツボカズラの花。

そして、匂う期間が長く、強い匂いを発しているのがドロソフィルム・ルシタニカムです。

食虫植物で匂いがするものは少ないのですが、どんな匂いがするか、
花が咲いた時に確かめるのも面白いですね。

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